娘がえびのファンになるのを阻止しようとしたのに、気付けば自分も橋本良亮うちわを振っていた話①
※この記事は、2016年8月31日に別サイトにて公開したものです。
いつもみったんのブログを読んでいただき、ありがとうございます。まんまと「メクルメクA.B.C-Zの世界」に引きずり込まれた母です。私も彼女のブログを読みましたが、自分のことながら「そうだった、そうだった。」と楽しませてもらいました。そして、これは私目線のスピンオフを書いてみたら、もっと面白いかも!と思い立ったわけです。
とは言いつつ、いざ書くとなったら、なかなかまとめるのって難しい。もしかしたらすごく長くなるかもしれないし、つまらないかもしれない。昔の心境を、オブラートに包まずに表現する部分もあるでしょう。読者の皆様には軽い気持ちで読んでいただけたら幸いです。
①みったんがA.B.C-Zを好きになる、ずっとずっと前の話
私がA.B.C-Zなるグループを初めて見たのは、今思えばデビューしたての頃だったのでしょうか。某局の大きな歌番組だったと思います。どんな歌を歌っていたのかも覚えていませんし、正直メンバーが何人か、どんな顔だったかでさえ、まったく印象に残っていなかったのですが、ただ一人、塚ちゃんのインパクトはかなり強烈でした。(残念ながら、悪い意味で)
たぶん、バック転かバック宙をして、手をパッと広げてにっこり笑う。
今ならみったんとキャーキャー言いながら観るそんな光景を、私は当時イロモノを見るように見ていました。
「なにこれ?ジャニーズなの?全然…(以下自粛)」
その後数年、私はA.B.C-Zを見ることもなければ、話さえ聞くこともなく、メンバーの名前はおろか、何人いるのかさえ知らずに過ごしたのです。いや、実際はカウコン等で目にしていたかもしれませんが、全く気に留めていませんでした。
しかし、ある日を境に、私は彼らの名前をたくさん聞かされることになるのです。
②河合郁人って誰よ?
あるとき、みったんが私にある動画を見せてきました。なにやら、「河合郁人なる人物」が、松潤の物真似をしている動画でした。嵐ファンであった私から見ても、その物真似はそっくりでしたし、かなり面白かったです。
しかし、私の中では「河合郁人<物真似される松本潤」でしかなく、みったんもそう思っているものだとばかり思っていました。だって、イチローファンの人が、ニッチローの方が好きになりますか?本田圭佑ファンの人が、純一ダビットソンの方が好き♡となります?(なるかもしれないけど。)
ところが、その日を境に私はみったんの口から「河合郁人なる人物」の名前をたびたび聞くようになったのです。受験生の娘にとって、寝る前と食事・入浴の時間が録画していたTVを見たり、スマホを触ったりして良い時間でしたが、その時間に嵐の情報を仕入れているはずが、全く違う曲を聴いていたり、映像を見たりしている。それが「河合郁人なる人物」のものと知り、私の中にイヤ~な予感が漂い始めます。
好きになったらとことん好き!どっぷりと深く深くはまっていく彼女の性格…。ほんの数年前、赤い服を着てサングラスをかけた「ちょっと待ってちょっと待て」なお兄さんにハマり、大阪まで付き合わされたことへのトラウマを持つ私は、彼女が「河合郁人なる人物」を好きになる前に、なんとしても阻止しなければ!と思っていました。
「河合郁人なる人物」がA.B.C-Zのメンバーと知った私の脳内では、数年前に観た音楽番組の記憶が蘇り、
「いやいやいや、…A.B.C-Z?ちょっと…マジでやめてよ」
と本気で怒ってみたり
「は?嵐好きなんじゃないの?」
と彼女の嵐愛を知ったうえで痛いところを突いてみたり。そんな私に彼女は
「いや、嵐は別格だって!当たり前じゃん!」
と答えましたがその言葉は自分自身に言い聞かせているように聞こえました。
こんなふうに私が彼女が河合郁人ファンにならないようにしたところで、まったく効果はなく、彼女は毎日のように曲を聴き、映像を観ていました。
そんなある日。私は何やら面白い曲を耳にしました。みったんに「何その曲?」と聴くと、河合郁人のソロ曲、「未来は明るいかい?」だと教えてくれました。
「僕の得意な唐揚げ南蛮?」
「君の趣味とか属等性?」
私はありえない空耳を発揮しつつ、なんだかこの曲が好きになっていました。そして、この曲をきっかけに、「河合郁人」を黙認するようになったのです。
娘がえびのファンになるのを阻止しようとしたのに、気付けば自分も橋本良亮うちわを振っていた話②に続く。