娘がえびのファンになるのを阻止しようとしたのに、気付けば自分も橋本良亮うちわを振っていた話②

 

※この記事は2016年9月2日に別サイトにて公開したものです。

※また、この記事は前回の続きとなりますので、「娘がえびのファンになるのを阻止しようとしたのに、気付けば自分も橋本良亮うちわを振っていた話①」(https://ebiebilove35.hatenablog.com/entry/2019/03/12/135234)からお読みいただけたら幸いです。

 

 

私が河合郁人を黙認したことを察して、調子に乗った娘は、車のHDにまでA.B.C-Zの曲を入れ、車に乗るたびに聴いていました。学校が近いこともあり、受験期は彼女の登下校の送り迎えをすることも少なくなかったのですが、私は「未来は明るいかい?」以外にまったく興味を示さず、彼女を学校でおろした途端に嵐の曲に変えていました。そして、下校時に迎えに行くと、またすぐ彼女がA.B.C-Zの曲に変える、そんな日々の繰り返しでした。

 

少しずつA.B.C-Zの曲を聞くうちに、「なんとなくこの曲嵐っぽいね」「歌上手いね」など感想を口にするようになっていた私。いつの間にか、1人で運転しているときもA.B.C-Zの曲をそのまま聴いていることが増えていました。

 

それより前だったか後だったか、みったんがA.B.C-ZのDVDを二枚買ってきて、初めてA.B.C-ZのMVを観たことがありました。数年前、音楽番組で彼らを観た際に抱いたようなマイナスの感情はありませんでした。が、特別好きになる要素もありませんでした。

 

郁人ととっつーは可愛いかな?と思いましたが、ごっち、塚ちゃん、そして今は大好きなはっしーでさえ、私の中では完全にスルーされていました。ただ一つ、私が食いつき、何度もリピートして観たもの。それは、「ラッパー系医師団」でした。これは、郁人とごっち、塚ちゃんが面白いと感じた印象があります。

 

思えば、このときの反応をみて、みったんは「バラエティ方面からママを引きずり込もう」なんて思っていたのでしょうね。

 

③やっぱり嵐

みったんの書いたブログにもあったように、1月のセンター試験の翌日、彼女は初めてA.B.C-ZのコンサートDVDを観ていました。リビングのTVで観始めたとき、私は少なからずうんざりしていました。コンサートってことは、2時間以上はあるよな…と。

 

彼女がキャーキャー言うのを横目に、私は家事をしたり、ケータイでゲームをしたり。私があまりにも興味を持たなかったので、彼女は父親(旦那)と感想を共有していました。

 

ごっちのソロで、二人が「ダンス上手いね~」と話していたので、ちらっと見た私は、「大野くんなんて、歌だってめちゃくちゃ上手いし」とか言い放ち、とっつーのソロでは、彼がギターを弾いていたので、にのと比べて「やっぱりにのでしょ」と言ってみたり。

 

「未来は明るいかい?」はしっかり観た記憶がありますが、他は全く覚えていません。そう、1月の時点でも私は、自分がA.B.C-Zのファンになるなんて、みじんも思っていなかったのです。たぶん父親(旦那)の方が詳しかったでしょう。

 

④ワーホリマジック

その後、彼女は2次試験前の家庭学習期間に入りました。一日中一緒に過ごすことになり、私はますますA.B.C-Zの話を聞かされるようになりました。そんな中、話題にあがった「ワーホリの旅」。

 

いつもならそんな値段の高いDVDなんて却下するところですが、彼女は本当に受験勉強を頑張っていました。尊敬できるくらい徹底して。そんな彼女へのご褒美として、私はワーホリを購入することを決めたのです。

 

本音を言うと、私自身がバラエティ要素のある旅番組を好んでいるということもありました。コンサートDVDを見せられるより、ずっと良いと思っていたのです。

 

そしてあーだこーだとあり(詳しくはみったんのブログ「母をメクルメクA.B.C-Zの世界に引きずり込んだ話」を見てください)、私はワーホリの旅を観始めることになりました。大好きな旅番組ということもあり、最初から真剣に観ました。

 

A.B.C-Zのメンバーにも、はじめてまともに向き合った作品でした。それまで「五人のうち二人(郁人ととっつー)はまぁまぁ可愛い、三人は好きじゃないグループ」だったのに、あっという間に「メンバーみんなそこそこ好きなグループ」に変わりました。

 

DVDを二枚、三枚と観進めるうちに、「そこそこ好き」は「なかなか好き」に、「なかなか好き」は「結構好き」に変化していたのです。

 

●番外編●ワーホリ視聴後のメンバーへの印象

郁人→面白い。仕切り屋さん。喋ってないで仕事しなさい!けど一番TVのこと考えてるってことかな?ガソリンのメーターくらい助手席の郁人もチェックしなさい!

 

とっつー→得意でない英語で一生懸命交渉して偉い!でも突然テンション上がるのなんで?

 

塚ちゃん→とにかく運転偉い!運転でクタクタなはずなのにみんなと一緒の仕事をするのは本当に凄い!空気読めてないときもあるけど(ひどい)、そこも可愛いかもな。

 

ごっち→落ち着いてるし優しそう。大人なイメージ。

 

はっしー→やる気なさそうな見た目なのに(これまたひどい)、どんな仕事も率先して一生懸命やってるなぁ。まかない持ち帰るなんて、なんていい子なの!「怖いしょ」ってとっつーにくっついて寝る場面に、とにかくキュンときた。

 

このように、ワーホリ視聴によって、私の中のはっしー株は急上昇していました。これ以前に見たはっしーは少しぽっちゃりとして見た目が幼く、長めの外ハネ全開の髪型が好みではなかったため、苦手意識から、気にして観ることはなかったのですが、ワーホリのはっしーはシュッとしていて(笑)、子供っぽさはあるものの、そこも末っ子感があって魅力的だと感じました。

 

「一番興味のなかった」はっしーが、メンバーで一番好きかもしれない存在になったものの、私がはっしーを大好きになるのは、まだ先のことでした。

 

 

娘がえびのファンになるのを阻止しようとしたのに、気付けば自分も橋本良亮うちわを振っていた話③に続く。