娘がえびのファンになるのを阻止しようとしたのに、気付けば自分も橋本良亮うちわを振っていた話③

※この記事は2016年9月4日に別サイトにて公開したものです。

※また、この記事は前回の続きとなりますので、「娘がえびのファンになるのを阻止しようとしたのに、気付けば自分も橋本良亮うちわを振っていた話①」(https://ebiebilove35.hatenablog.com/entry/2019/03/12/135234からお読みいただけたら幸いです。

 

ワーホリを視聴し終えたころだったでしょうか。「ABChanZoo」という番組の存在を知り、娘と共に毎週視聴するようになりました。

 

嵐のような華々しさは感じなかったけれど、彼らにはなんというか、応援したくなるようなひたむきさがあると思いました。クイズ企画をすれば、全員おバカ。以前の私なら「おいおい…」と思ってしまったであろうおバカ加減も、ワーホリを観ていた為か「愛すべきおバカさん」とかなりの好印象でした。

 

「歯に衣着せぬ」を「歯にふちゃくせぬ」とか「歯にガーゼせぬ」とか読んでいた姿は、お茶を噴出した衝撃と共に頭から離れません。(笑)

 

このように私は彼らを、バラエティ面からだんだんと好きになっていきました。元々私は嵐ファンを長年やっていましたが、思えばこれもみったんの影響で、きっかけはバラエティでした。嵐の番組を録画して、一緒に見て…を続けるうちにです。

 

こんな調子で、TVを見ていて「この人格好良い」と思うことはあっても、そこから夢中になるほど興味を持った芸能人はいませんでした。嵐に関しても、特別誰か一人が好きと言うこともなく、夢中とは言えなかったでしょう。

 

こんなドライな私が、A.B.C-Zを歌番組やMVのみで観ていたなら、正直「ふーん。」で終わっていたでしょう。結果的にワーホリとABChanZooは、私がA.B.C-Zを好きになる大きなきっかけとなっていたのです。この2つは、以前の私のような「A.B.C-Zに苦手意識を抱いている人」にはかなりの効果を発揮するのではないでしょうか。

 

あんなにA.B.C-Zに興味がなかった私が、MV(後にはコンサートDVDまでも)を楽しんで観るようになったのですから。

 

その後、受験を無事終えたみったんは、A.B.C-ZのDVDやCDを度々購入してくるようになりました。辛い受験期ほとんどお小遣いを使うこともなく、お年玉にも手つかずで、じぃじに誕生日のプレゼントを買ってもらう年に一度のデートもこの時期に延長していた彼女は、春休み終了までの短期間でかなりの数のDVDを買い集めたのです。

 

以前なら「自分の部屋で見てね」と言っていたところですが、バラエティ効果でA.B.C-Z五人のキャラクターに好感を持つようになった私は、MVやメイキングにもなんだか興味が湧いていて。それら全てをみったんと一緒に観たのでした。

 

Moonlight walkerでは、ワーホリで好感度が急上昇していたはっしーの激ヤセぶりに、「えっ!?私の知ってるはっしーじゃないよ!?」とショックを受け、やっぱりとっつーの方が格好良いかも…と思ったり。

 

今思えばみったんは時系列を完全に無視してDVDを購入していたため、大人っぽいと思えば子供っぽくなっていたり、好みだわ~と思えば好みじゃなくなってたりと、私はかなり感情が混乱していました。

 

それでもメイキング等で触れる彼らはなんだかやっぱり可愛らしく、人間味があり、応援したくなるなぁと思いました。そんな中、私はあるMVと出会うのです。

 

そう、〝Shower Gate"です。

 

⑤Shower Gate

そこには私がそれまでに見たことのないはっしーがいました。まず、ルックスがそれまでに見たどのはっしーより好きでした。真っ白な衣装にブルーのストールの爽やかさ!何とも言えない柔らかい笑顔!もう最初のイントロの、首をうんうんってするところからキューーンッ♡ですよ!私はもうはっしーから目が離せなくなっていました。

 

それまで観ていたはっしーには、表現するのが難しいのですが、一歩下がって周りの様子を見ているような自信のなさのようなものを感じていました。センターにいるのに、初め私の中で印象に残らなかったのも、今思えば不思議です。末っ子タイプではあるものの、「お兄ちゃんたちに見守られて怖いもの知らずの弟」ではなく、「お兄ちゃんたちの様子を見ながら怒られないようについていく慎重派な弟」のような、そんな印象でした。うまく表現できないので、自分でも「なんだそれ?」って感じですが。

 

しかし、Shower Gateのはっしーには、「正真正銘A.B.C-Zのセンター橋本良亮だ!」っていう自信も余裕も感じられました。一番大人に見えたくらいです。(言いすぎかな?)

 

こうして、この日から私は完全な橋本良亮担となったわけです。とはいえ、A.B.C-Zの話をする相手なんて、娘のみったんしかいないわけで、あくまでも彼女と二人で趣味として盛り上がって楽しんでいる程度のもので、いつか札幌に来たら会いに行きたいな、なんて思っていました。

 

その数か月後に、生のはっしーに会えることになるなんて、夢にも思っていなかったのです。

 

 

娘がえびのファンになるのを阻止しようとしたのに、気付けば自分も橋本良亮うちわを振っていた話④に続く~次回最終回!~